LステップやLINE公式アカウントを運用する上で、「リッチメニュー」はユーザー体験を大きく左右する重要な機能です。画面下部に常時表示されるナビゲーションとして、誘導・教育・セールスのすべてに活用できます。
本記事では、リッチメニューの設計思想から具体的な配置方法、活用パターンまでを初心者向けに解説します。
1. リッチメニューとは?
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に固定表示される画像付きのボタン群です。ユーザーに視覚的に行動を促すことができる「ナビゲーション」の役割を果たします。
主な特徴:
- 常時表示され、すぐに目に入る
- タップでURL遷移・メッセージ送信・シナリオ登録が可能
- 画像・テキスト・レイアウトを自由にカスタマイズできる
2. リッチメニューの活用メリット
- ✅ 登録直後の離脱を防ぐ
- ✅ ユーザーの導線設計がしやすくなる
- ✅ “見せたい情報”を固定表示できる
特にスマホで見るユーザーにとって、リッチメニューは「ホーム画面」として機能するほど重要です。
3. 構成要素と設計ポイント
要素 | 説明 |
---|---|
エリア分割 | 1×6、2×3、3×2など複数のレイアウトが選べる |
ボタン内容 | タップで「リンク遷移」や「メッセージ送信」が可能 |
画像デザイン | 見やすく、目を引く工夫が必要 |
ラベル | ボタン下に表示される補足テキスト |
設計のコツ:
- 1画面で「誰向けに」「何を」「どこへ導くか」を明確に
- 操作の目的ごとにセクションを分ける(例:情報・予約・購入)
4. 活用テンプレート例(目的別)
初回登録者向け
- 特典受け取り
- 自己紹介・サービス概要
- よくある質問
教育コンテンツ用
- よくある失敗と対策
- ブログ・動画リンク
セールス重視型
- 無料相談
- お客様の声
- 購入ページ誘導
5. Lステップでの設定手順
- 画像を作成(例:1200×810px)
- リッチメニュー管理画面で「新規作成」
- エリアを分割し、ボタンにアクションを設定(メッセージ/URL)
- 対象ユーザー(タグ・全体)を設定
- 公開ボタンを押す
6. よくある失敗と改善例
よくある失敗 | 改善方法 |
---|---|
情報が多すぎて混乱 | ボタン数を3〜4個に限定 |
意図が不明な表現 | アイコン+具体的な文言を組み合わせる |
全員に同じメニューを表示 | タグごとに出し分けでパーソナライズ化 |
まとめ
リッチメニューは、LINE運用において「最初に目に入る接点」であり、UX・CVに直結する要素です。設定自体は難しくありませんが、「どんな行動を促すか」「どの導線に連れていくか」をしっかり考える必要があります。
デザインや構成を何度も検証・改善しながら、ユーザーにとって親切で成果につながるメニューを作りましょう。
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